コークの略歴
「コーク」こと、永田浩一。
元プログラマ。ソフトバンク傘下の会社社長を経て2005年にソフトバンクからMBO。現在IT企業グループ200社を経営。
IT経済新聞 https://itkeizai.com/
Twitter https://twitter.com/coke_kouichi
ユーザーインタビュー、ユーザビリティ調査、ペルソナ、ストーリーボード、インタラクションフロー、ワイヤーフレーム、プロトタイプ、ビジュアルガイドラインを作成する。
設計開発技法。親和図法(KJ法)、デザインパターンも用いる。
動画の内容
UXとは?
- User Experienceの略で、ユーザ体験を最重視した、製品やシステムの設計を行うこと
- 仕様重視ではなく人間重視デザイン
世界の大手が採用
- GE、ミシュラン、IBM、マイクロソフト、グーグル、アマゾン、ウーバー、AirBNB等がこぞって採用
- NEC、富士通、日立も受注時まずUXから受注
UXファーストの時代
- UX企業が、システム全体を受注するケースが増えている
- UX実施後、アーキテクトが設計に落としていくので、 UX企業のリスクも低い
UX開発フェーズ
ユーザインタビュー、ユーザビリティ調査
ペルソナ、ストーリーボード
インタラクションフロー、ワイヤーフレーム
プロトタイプ、ビジュアルガイドライン
親 和 図 法( K J 法 ) 、デ ザ イ ン パ タ ー ン
1. 調査フェーズ
- ユーザインタビューの実施
- ユーザビリティ調査例えばユーザの目の動きを追うアイトラッキングなどの調査を行う
- サーベイ(質問紙による調査)やコンテクスチュアルインクワイヤリー(実際に操作しながらの質問)も合わせて行う
2. 分析フェーズ
- ペルソナ分析で、ユーザの分類と、ユーザ毎の特性を調査し、シナリオを構築する
- ストーリーボードを作成し、ユーザにとって最適なUXを分析する
- 複雑なプロジェクトではUXマップ(カスタマージャーニーマップ)で、ストーリーボードをインフォグラフィック化して分析する事もある
3. 定義フェーズ
- インタラクションフローを作成し、動作を定義する(UML等の活用)
- 手書きのスケッチ(画面イメージ))から、ワイヤーフレーム(画面の概要設計)を作成し、UXをUI化する
- 必要に応じてビジュアルモックアップ(実際の画面部品を用いた設計)を作成する
4. 検証フェーズ
- プロトタイプを作成し、ユーザテストを実施する
- プロジェクトに最適なヴィジュアルガイドラインを策定する
- LeanUXでは、MVP(Minimum viable product)必要最小限のプロトタイプが重要とされる
親和図法、KJ法
- UXの全行程で、親和図法(KJ法)で分析が行われる
- 一般にはホワイトボードに付箋紙で、カードソーティングで、問題分析を実施
- ユーザインタビューの内容や、シナリオ、ストーリーボード等全ての局面で活用される
デザインパターン
- デザインパターンは元々建築の世界で用いられていた概念を、GoF(Gang of Four)と呼ばれる4人の著名なソフトウェア技術者が、ソフトウェア設計に応用したもの
- 最近では、UIや工業デザイン他様々な分野で最適なデザインパターンが開拓される
- 優れたデザインパターンを多く保有し、顧客に適合させるのが良いUX企業とされる
UXの職種
- UXプロデューサー: 顧客との折衝
- UXディレクター: 調査、分析他
- UXデザイナー: デザイン
- UXプログラマー: プロトタイプ作成
参考文献
UX LEARMERS GUIDE シンプルな解説が人気の入門書
LEAN UX UXの概念を進化させた世界的ベストセラー
UX戦略 UXをビジネスとして戦略に生かす実用書